2つのシートが必要です
PixWork が同期するスプレッドシートには、Contacts と Companies という名前のシート(タブ)が両方必要です。シート名は完全一致で判定されます。
Contacts だけでは同期できません。「連絡先だけ使いたい」場合でも、Companies シートは必要です。ただし足りない場合と、既に書かれている内容が違う場合とで、挙動が分かれます。Companies シートが無い、またはヘッダー行が空の場合は、ユーザーの同意を得たうえでアプリが用意します。一方、ヘッダーが既に書かれていて列構成が一致しない場合は、上書きされず、同期は何も書き込まずに停止します。
アプリから新規シートを作成すると、両方のシートとヘッダー行が自動で用意されます。既存シートを選んだ場合も、ヘッダー行が空であれば、ユーザーの同意を得た上で自動的に整備されます。ただし既にヘッダーが書かれていて内容が一致しない場合は、上書きされずにエラーになります。
Contacts シート — 列名で対応づけ(順序は自由)
Contacts シートの列はヘッダー名で対応づけられます(大文字小文字は区別しません)。そのため、列を並び替えても、間にユーザー独自の列を挿入しても同期は動きます。
一方、ヘッダー名を変更すると、その列は同期の対象から外れます。 例えば「Name」を「氏名」に変えると、その列は同期されなくなります。特に Name 列が認識できない場合は、同期自体が停止します。
| 列名(ヘッダー) | 既定位置 | アプリ側 | 同期の挙動 |
|---|---|---|---|
| Name | A | 編集可 | 同定キー。アプリ優先(空欄なら上書きしない) |
| Job Title | B | 編集可 | アプリ優先(空欄なら上書きしない) |
| C | 編集可 | 最優先の同定キー。アプリ優先 | |
| Phone | D | 編集可 | アプリ優先。比較は数字のみ・末尾9桁 |
| E | 編集可 | アプリ優先 | |
| Website | F | 編集可 | アプリ優先 |
| Address | G | 編集可 | アプリ優先 |
| Status | H | 表示のみ | シート側が100%優先。ドロップダウン |
| Assignee | I | 表示のみ | シート側が100%優先 |
| Next Action Date | J | 表示のみ | シート側が100%優先 |
| Event Name | K | 編集可 | アプリ優先 |
| Met Date | L | 編集可 | アプリ優先。日付書式の揺れは同値扱い |
| Created Date | M | 表示のみ | 既存値を維持 |
| Labels | N | 編集可 | アプリ優先。カンマ区切り、順序と空白の差は同値扱い |
| Company Name | O | 編集可 | Companies シートとの連携キー。同定キーの一部 |
| P | 編集可 | アプリ優先 | |
| Q | 編集可 | アプリ優先 | |
| R | 編集可 | アプリ優先 | |
| LINE | S | 編集可 | アプリ優先 |
| Last Updated By | T | 表示のみ | 最後に同期した人のメールで上書き |
「アプリ優先」は、スマホ側に値がある場合にシート側へ書き込むという意味です。スマホ側が空欄の場合、シート側の値が消されることはありません。
Status の選択肢
Status 列(H列)には、アプリがシートを作成した時点で次の6つの選択肢がドロップダウンとして設定されます。シート側でこれ以外の値を入れても構いませんが、アプリ側の表示は英語のこの値を基準にしています。
Uncontacted— 未対応Contacted— アプローチ中In Progress— 商談中Won— 成約Lost— 失注Deleted— シート側でこの値にすると、対応する連絡先がアプリ内で削除済みになり、一覧から消えます。スマホの電話帳(OS連絡先)からは消えません
Deleted の効果はアプリ内にとどまります。「シートで Deleted にすれば、みんなのスマホの電話帳からも消える」という理解は誤りです — 実装と一致しません。OS連絡先からの削除が起きるのは、アプリ側で連絡先を削除したときだけです(電話番号が登録されている場合)。チームで運用する場合は、この違いを共有しておいてください。
Companies シート — 位置で対応づけ(順序の変更は不可)
Companies シートは Contacts と挙動が異なります。先頭14列が、下の順序どおりに完全一致している必要があります。 列名の変更、並び替え、列の削除、途中への列の挿入、いずれも「非互換」と判定され、同期は書き込みを行わずに停止します。
15列目以降は自由に使えます。ユーザーが独自に追加した列は、読み取りも書き込みもされず、空欄にされることもありません。
| 位置 | 列名(ヘッダー) |
|---|---|
| A | Company Name |
| B | Industry |
| C | Size |
| D | Website |
| E | Summary |
| F | Conversation Starters |
| G | Strength 1 Title |
| H | Strength 1 Detail |
| I | Strength 2 Title |
| J | Strength 2 Detail |
| K | Strength 3 Title |
| L | Strength 3 Detail |
| M | Latest News |
| N | Last Updated |
F列の名前は Conversation Starters です。古い資料やサンプルには Deep Insights と書かれているものがありますが、それは旧名称です。この列名が違うと Companies シート全体が非互換になります。
なぜ Companies だけ順序が厳格なのか
Contacts は列名を手がかりに読み書きしますが、Companies は列の位置を直接使って読み書きします。そのため、位置がずれていると別の列に値を書き込んでしまいます。
これを防ぐため、PixWork は不一致を検出した時点で、一切書き込まずに停止します(fail-closed)。データを壊すより、同期が止まるほうが安全だという設計です。同期が止まったときは、この列順を確認してください。
同期される範囲と、値の比較ルール
- 同期対象は直近90日以内に更新された連絡先のみです。それより古いデータは、シート側で編集しない限り同期されません
- 同一人物の判定は、Email があれば Email のみで行います。Email が空の場合に限り、氏名 + 会社名の組み合わせで判定します。同姓同名でも会社が異なれば別人として扱われます
- 電話番号は数字だけを取り出し、末尾9桁で比較します。ハイフンの有無や国番号の違いは同じ番号として扱われます
- 日付は年から始まる書式(
2026-08-04/2026/08/04/2026.08.04)のみ正規化されます。7/8/2026のように月日か日月か判別できない書式は、推測せずそのまま文字列として扱われます - Labels はカンマ区切りで、順序の違いと前後の空白は同じ値として扱われます
既存シートを移行する場合、日付列が 7/8/2026 のような曖昧な書式になっていないか確認してください。年から始まる書式に揃えておくと、不要な競合を避けられます。