まず — 多くの場合、移行は必要ありません
いま Google スプレッドシートで顧客名簿を管理しているなら、そのシートを作り変えずに、そのまま接続できます。 列の名前も並びもタブの名前も、いまのままで構いません。
接続のときに「列の対応(自動で認識)」の一覧が表示されるので、あなたの列見出しと PixWork の項目の対応を確認して「この対応で接続」を押します。自動で認識されなかった列は「同期されない列(そのまま保持)」として並び、そのまま残ります。
対応表は接続先のスプレッドシート内の _pixwork_map タブに保存され、Google Sheets 上でそのまま編集できます。あとから列を足したくなったときも、このタブに書き足すだけです。
接続で追加されるのは _pixwork_map タブ・Companies タブ・行識別用の ID 列の3つだけで、既存のタブ・列・並び・値は変更されません。詳しくは「Google Sheets で共有・管理する」を参照してください。
3つの進め方
いまデータがどの形で置かれているかで、進め方が変わります。
- 方法1: いまの Google シートをそのまま接続する — 列構成はそのままで、対応表を確認するだけです。数式・書式・フィルタ・他のタブもそのまま残ります。ほとんどの場合はこれで済みます
- 方法2: Excel・CSV のファイルから始める — Google ドライブへアップロードし、Google スプレッドシートとして開き直してから接続します。Google のピッカーで選べるのは Google スプレッドシートだけで、Excel や CSV のファイルは選べません
- 方法3: PixWork の形式で作り直す — アプリから新しいシートを作成し、データを貼り付けます。この機会に名簿そのものを整理したい場合に選びます。元シートの数式・書式・フィルタは引き継がれません
迷ったら方法1です。方法3を選ぶ理由になるのは「いまの名簿の作りを変えたい」ときで、「PixWork に合わせるため」ではありません。
作業を始める前に(どの方法でも)
- 元のシートのコピーを作成する(ファイル → コピーを作成)。他の人のシートを扱う場合は、持ち主自身の Google ドライブ内に持ち主自身が作ることが重要です
- 連絡先データが入っているタブがどれかと、見出し行が何行目かを確認する
- 日付列の書式を確認する。
7/8/2026のような曖昧な書式があれば、年から始まる形式に揃えておく - 電話番号の先頭 0 が消えていないか確認する。消えている場合は、元の名刺や名簿で正しい値を確認する
- 重複した行がないか確認する
作業を始める前に、コピーができていることを確認してください。
方法1 — いまの Google シートをそのまま接続する
- PixWork アプリの設定 → チーム同期を開き、「Googleドライブから選択」からいま使っているスプレッドシートを選ぶ
- 「列の対応(自動で認識)」の一覧で、あなたの列見出しと PixWork の項目の対応を確認する。氏名の列だけは必ず割り当てが必要です
- 「同期されない列(そのまま保持)」に、同期したい列が入っていないかを見る
- 「この対応で接続」を押す。
_pixwork_mapタブ・Companiesタブ・行識別用の ID 列が追加される - 自動で認識されなかった列を同期したい場合は、
_pixwork_mapタブを開き、その項目の行のcolumn欄に実際の列見出しを書く - アプリから同期を実行し、エラーが出ないことを確認する
連絡先データのタブ名は data_sheet、見出し行の行番号は header_row として _pixwork_map に保存されます。表の上に説明行が数行ある名簿でも、header_row を実際の行番号にしておけば読み書きできます。
方法2 — Excel・CSV のファイルから始める
- Google ドライブへ Excel(.xlsx)や CSV のファイルをアップロードする
- アップロードしたファイルを Google ドライブで開き、Google スプレッドシート形式で保存し直す。元のファイルはそのまま残ります
- 貼り付けや変換で電話番号の先頭 0 が消えていないか、日付が意図した形になっているかを確認する
- あとは方法1と同じです。設定 → チーム同期の「Googleドライブから選択」から、変換後のスプレッドシートを選ぶ
Google のピッカーは Google スプレッドシートだけを表示します。Excel や CSV のファイルは、ドライブに置いてあっても一覧に出てきません。Google スプレッドシートに変換してから選んでください。
方法3 — PixWork の形式で作り直す
- PixWork アプリの設定 → チーム同期から、新しいスプレッドシートを作成する。Contacts / Companies /
_pixwork_mapの3つのタブとヘッダー行が自動で用意される - 元シートのデータを、対応する列にコピーする。列の順序が違う場合は、貼り付け先の列を1つずつ確認しながら移す
- Status 列には、仕様ページに記載の6つの値(
Uncontactedほか)のいずれかを入れる。空欄でも構わない - Created Date 列は、元データに作成日があればその値を、無ければ空欄のままにする
- アプリから同期を実行し、エラーが出ないことを確認する
- 数件のデータがアプリ側に正しく取り込まれていることを確認する
接続できたかを確認する
- アプリから同期を実行し、エラーが出ないこと
- アプリ側の連絡先一覧に、シートのデータが表示されること
- アプリ側で1件編集して同期し、シート側の同じ行に反映されること
- Status を対応づけた場合は、シート側で状況を変更して同期し、アプリ側に反映されること
- チームで共有する場合、他のメンバーからも同じシートが選択できること
よくあるつまずき
- ドライブにあるはずのファイルがピッカーに出てこない — Google のピッカーは Google スプレッドシートだけを表示します。Excel や CSV のファイルは、Google スプレッドシートに変換してから選んでください(方法2)
- 閲覧のみの権限で選べない — 同期は書き込みを伴うため、編集権限のないシートは同期先として保存できません。シートの所有者に「編集者」権限を依頼してください
- 接続はできたが、一部の列が同期されない — 対応表で割り当てていない列は、読み書きの対象になりません。
_pixwork_mapタブを開き、その項目の行のcolumn欄に実際の列見出しを書いてください - 同期しようとするとエラーになる — Companies シートの列順が原因になりやすい箇所です。仕様ページの表と、列名と列順を照合してください。特に F列は
Conversation Startersであり、Deep Insightsではありません - Companies シートがない — Companies シートは同期に必要です。シートがない、またはヘッダー行が空の場合は、確認画面で同意すると PixWork がシートとヘッダーを作成します。作成を断った場合は、そのシートでは同期を続行できません。既存のヘッダーが PixWork の仕様と一致しない場合は、上書きせずエラーになります
- 古いデータが同期されない — 対象バージョン 1.1.2 では、同期対象は直近90日以内に更新された連絡先です。それより古い連絡先は同期されません
- 同じ人が二重に登録される — Email が空の場合、氏名 + 会社名で同一人物と判定されます。会社名の表記が揺れていると別人と判定されるため、接続の前に表記を揃えておいてください
- 電話番号の先頭 0 が消えた — 貼り付けや変換で数値として解釈されると起きます。セルの書式を「書式なしテキスト」にしてから貼り付けてください