できること
- 連絡先を Google Sheets で管理する — スキャンした名刺が行として並び、並べ替え・絞り込み・検索が表計算の機能でそのまま使えます
- チームで同じシートを共有する — オーナーがシートを共有すれば、メンバー全員の PixWork が同じシートと同期します
- 営業状況をシートで運用する — Status(状況)、Assignee(担当者)、Next Action Date(次回アクション日)をシート側で管理し、その結果がアプリに反映されます
- 現場はスマートフォンで見る — シートで管理している連絡先を、現場の担当者がスマートフォンの PixWork で検索して確認できます。表計算を開かなくても、相手の連絡先と担当・状況がその場で分かります
- いま使っている顧客名簿をそのまま接続する — 列構成を作り変えなくても、すでに運用しているシートを PixWork につなげます
営業状況の3項目はシートが正
Status・Assignee・Next Action Date の3つは、アプリ側では編集できない表示専用の項目です。 常にシート側の値が正となり、アプリはそれを読み取って表示します。
これは、営業チームがシート上で状況を管理する運用を想定した設計です。誰がどの相手を持っていて、次にいつ動くのかをシートで決め、現場はスマートフォンでそれを見る、という分担になります。
Status の選択肢と、それぞれの意味は「Google Sheets の列仕様」にまとめています。いま使っているシートを接続した場合、この3項目が同期に載るのは、接続時の対応表でそれぞれの列を割り当てたときだけです。
Google アカウントに求められる権限
Google Sheets 連携を有効にするときに、追加で drive.file という権限を求められます。これは「このアプリが作ったファイル」と「ユーザーがピッカーで明示的に選んだファイル」だけにアクセスできる権限です。
Google ドライブ全体を一覧したり、選んでいないファイルを読んだりはしません。通常のログインの時点では、この権限は要求されません。
シートを選ぶ — 新規作成と、いま使っているシート
シートの選択は、Google の標準ピッカー(選択ダイアログ)から行います。スプレッドシートの ID や URL を手入力して接続する方法はありません。ピッカーで選べるのは Google スプレッドシートだけで、ドライブに置いた Excel や CSV のファイルは選べません。
新しく作る場合は、アプリ側で新規作成を選ぶだけで、必要なタブと列が自動で用意されます。
いま使っているシートを接続する場合、列構成を PixWork に合わせて作り変える必要はありません。接続のときに「列の対応(自動で認識)」の一覧が表示され、あなたの列見出しと PixWork の項目の対応を確認したうえで「この対応で接続」を押します。自動で認識されなかった列は「同期されない列(そのまま保持)」として並び、読み書きの対象から外れます。
この対応表は、接続先のスプレッドシートの中に作られる _pixwork_map という設定タブに保存されます。同じシートを使うメンバー全員・全端末が同じ対応表を読むため、端末ごとに設定し直す必要はありません。
_pixwork_map は Google Sheets 上でそのまま編集できます。連絡先データが入っているタブ名(data_sheet)、見出し行が何行目か(header_row)、どの列見出しをどの項目に割り当てるかは、いずれもこのタブで変更できます。自動で認識されなかった列も、ここに書き足せば同期の対象になります。項目の名前と意味は「Google Sheets の列仕様」を確認してください。
接続のときにシートへ追加されるもの
いま使っているシートを接続すると、PixWork が追加するのは次の3つだけです。確認画面にこの一覧が出て、「この対応で接続」を押すと追加されます。既存のタブ・列・並び・値は変更されません。
| 追加されるもの | 内容 |
|---|---|
_pixwork_map タブ | 列の対応表を保存する設定用のタブ。Google Sheets 上でそのまま編集できる |
Companies タブ | 会社情報を保存するタブ。シートに無い場合に、同意のうえで追加される |
| 行識別用の ID 列 | 連絡先データのタブに追加される非表示の列(既定の見出しは _pixwork_id)。行を並べ替えても同じ連絡先を追い続けるために使う |
対応づけていない列には、読み取りも書き込みも行いません。社内メモや数式の列はそのまま残ります。対応表が見つからない、書式が壊れている、指定された列がデータのタブに見当たらない、といった場合は、列を推測して書き込むことはせず、理由を示して同期を止めます。
チームで共有する
シートの所有者が、Google Sheets の「共有」機能でメンバーのアカウントに編集権限を付与します。
メンバー側は、設定画面の「Googleドライブから選択」から、共有された同じシートをピッカーで選びます。これで全員の PixWork が同じシートと同期します。
閲覧のみの権限では同期先として保存できません。同期は書き込みを伴うためです。
同期の仕組み(双方向)
同期は手動の操作です。同期ボタンを押すと、スマートフォン側とシート側の両方を比較し、双方に変更がある項目だけを「競合」として検出します。競合がある場合は、確定前に「スマホ優先」「シート優先」を選ぶ画面が表示されます。
スマートフォン側の項目が空欄の場合、シート側に値があってもアプリ側から空欄で上書きすることはありません。
シートに行があってスマートフォンにまだ無い連絡先は、次の節の対象範囲に入っていれば、同期のときに端末へ取り込まれます。反対に、アプリがシートの行そのものを消すことはありません。
同期の対象になる連絡先
対象バージョン 1.1.2 では、直近90日以内に更新された連絡先が同期の対象です。 それより古い連絡先は同期されません。
同期の対象から外れても、すでに保存されている連絡先が消えるわけではありません。次の同期で更新されないだけです。チームで運用する場合は、この範囲を共有しておいてください。
よくあるエラー
エラーの文面はアプリに表示されるものです。いずれの場合も、原因が分かるまでシートには何も書き込まれません。
- 「連携中のスプレッドシートに設定シート「_pixwork_map」が見つかりません」 — 列の対応表のタブがありません。設定 → チーム同期からスプレッドシートを選び直すと作成できます
- 「「_pixwork_map」で指定された列がデータシートの見出し行に見つかりません」 — 対応表が指している列見出しが、データのタブにありません。列名を変えた、あるいは列を削除した場合に出ます。
_pixwork_mapのcolumn欄を実際の見出しに合わせてください - 「「_pixwork_map」で Name に列が割り当てられていません」 — 氏名の列だけは必ず割り当てが必要です。
_pixwork_mapの Name の行に、データのタブの列見出しを書いてください - 「「Companies」シートが PixWork 形式(14列)と一致しません」 — Companies タブは列の位置で読み書きするため、並び替えや列名の変更があると同期を中止します。「Google Sheets の列仕様」で列名と順序を確認してください
- 「シートが他のメンバーによって更新され続けたため、安全のため同期を中止しました」 — 同期中にチームの他メンバーが同じシートを編集していた場合に出ます。少し時間を置いてから再度同期してください
- 「シート側と異なる値があるため一部の項目は上書きしませんでした」 — 連絡先の画面から1件だけ同期したときに、スマホ側とシート側の両方に異なる値があると出ます。ライブラリ画面の双方向同期を実行し、競合解決の画面で解消してください