インストールと初回起動
PixWork は Google Play からインストールします。App Store 版は準備中です(公開時期はストアの掲載状況を確認してください)。
初回起動時、言語未設定の場合は、AI が結果を生成する言語を選ぶ画面が表示されます。端末の言語から自動で候補が入りますが、あとから設定画面でいつでも変更できます。
Google ログイン
PixWork 専用のパスワードはありません。Google アカウントでログインします。
通常のログインで要求されるのは、氏名・メールアドレスなどの基本情報(openid / email / profile)だけです。Google Sheets への許可はこの時点では要求されません。
Google Sheets 連携を有効にするときに、追加で drive.file という権限を求められます。これは「このアプリが作ったファイル」と「ユーザーがピッカーで明示的に選んだファイル」だけにアクセスできる権限です。Google ドライブ全体を一覧したり、選んでいないファイルを読んだりはしません。
複数の Google アカウントを使い分けている場合は、どのアカウントでログインしたかを控えておいてください。あとから別アカウントに切り替えると、データが引き継がれません。
名刺を撮影する — 3つのモード
カメラ画面には3つのモードがあります。用途に応じて切り替えます。
| モード | 枚数 | 動作 |
|---|---|---|
| Single(1枚ずつ) | 1枚 | 撮影後にプレビュー画面が表示され、確認してから解析を実行する |
| Batch(一括) | 複数枚 | 机に並べた複数の名刺を1回の撮影で読み取り、その場で解析する。同時に読み取れる枚数はカメラ画面の案内に表示される |
| Save Only(保存のみ) | 1枚ずつ | AI 解析を行わず、写真だけを端末に保存する。あとでまとめて解析できる |
Single モードのプレビュー画面では、写真を確認してから「AIで解析する」「あとで解析」「撮り直す」の3つから選べます。「あとで解析」を選んだ写真は削除されず、あとから解析用の一覧(未解析)にまとめて残ります。ピンぼけ等で撮り直したい場合は、この時点なら解析枠を消費しません。
読み取り結果の確認と修正
AI による読み取り結果は、保存する前にユーザーが目で確認する前提で設計されています。 名刺の文字が不鮮明な場合や、AI が項目を誤認識する場合があるため、保存前に氏名・会社名・連絡先などの主要項目を確認してください。
誤りがあれば、その場で修正してから保存できます。修正しても、あとで再度手動で編集することも可能です。
AI は名刺に書かれていない情報を補完しません。読み取れなかった項目は空欄のままになります。
保存先 — 端末内・Google Sheets・OS 連絡先
保存された連絡先データは、まず端末内に保存されます。そこから、Google Sheets への同期(全プランで無料)と、OS の連絡先への保存を、それぞれ独立して有効にできます。どちらも任意で、有効にしなくても端末内での利用はできます。
端末内のデータは、アプリを削除すると失われます。Google Sheets への同期を有効にしておくと、同期された連絡先はシート側にも残るため、端末を替えたあとに同じシートを選び直せば引き継げます。
Google Sheets 連携はバックアップ機能ではありません。シートに入るのは同期対象の列だけで、名刺の画像は入りません。同期対象は直近90日以内に更新された連絡先に限られます。完全な復旧手段として案内しないでください。
Google Sheets への接続と初回同期
シートの選択は、Google の標準ピッカー(選択ダイアログ)からのみ行います。スプレッドシートの ID や URL を手入力で接続する方法は用意されていません。
新しくシートを作る場合は、アプリ側で新規作成を選ぶだけで、必要な列(Contacts / Companies の2シート)が自動で用意されます。
既存のシートを選ぶ場合、自動で整備されるのはヘッダー行が空のときだけです。 シートやヘッダー行が無ければ、ユーザーの同意を得た上で作成されます(既存の列やデータは変更されません)。一方、ヘッダー行に既に何か書かれていて内容が一致しない場合は、上書きされずにエラーになります。 その場合は、新しく CRM シートを作るか、別のシートを選び直すよう案内されます。
チームで同じシートを共有する場合は、シートの所有者が Google Sheets の「共有」機能でメンバーに編集権限を付与し、メンバー側は設定画面から「Googleドライブから選択」で同じシートをピッカーから選びます。
同期の対象は、直近90日以内に更新された連絡先です。90日より前のデータは同期されません。ここは誤解が生じやすい点なので、チームで使う場合はメンバー全員に伝えておいてください。
Google Sheets 同期の仕組み(双方向)
同期ボタンを押すと、スマートフォン側とシート側の両方を比較し、双方に変更がある項目だけを「競合」として検出します。競合がある場合は、確定前に「スマホ優先」「シート優先」を選ぶ画面が表示されます。
Status(ステータス)・Assignee(担当者)・Next Action Date(次回アクション日)の3項目は、アプリ側では編集できない表示専用の項目です。これらは常にシート側の値が正となり、営業チームがシート上で直接管理する運用を想定しています。
スマートフォン側の項目が空欄の場合、シート側に値があってもアプリ側から空欄で上書きすることはありません。
OS 連絡先への保存
有効にすると、PixWork に保存した連絡先が端末の連絡先アプリへ書き出されます。Android では PixWork 専用のアカウントとして、iOS では PixWork という連絡先グループとして分けて登録されるため、もともと入っていた連絡先と混ざりません。設定画面でオン・オフを切り替えられます(初期状態はオン)。
着信時に相手の名前を表示させたい、WhatsApp などのメッセージアプリからすぐに連絡先を選びたい、といった用途で使います。書き出しの対象になるのは、電話番号が登録されている連絡先だけです。
これは PixWork から端末の連絡先への一方向の保存です。 端末の連絡先アプリ側で編集・追加した内容が PixWork へ取り込まれることはありません。「双方向の同期」ではない点に注意してください。
アプリ内の設定項目は「OS電話帳への自動同期」という名前ですが、動作は上記のとおり PixWork から端末への書き出しのみです。iOS 版のアプリはまだ公開されていないため、実際に使えるのは現時点では Android のみです。
名刺交換用 QR(My Card)
自分の連絡先を vCard 形式の QR コードとして提示し、相手にスキャンしてもらう機能です。相手が PixWork の QR をスキャンすると、通信を使わずその場で連絡先が保存されます(AI を使わないため、この機能に API のコストはかかりません)。
展示会や商談の場で、その場で連絡先を交換したいときに使えます。
会社情報リサーチ(Company Brief)
名刺から抽出した会社名をもとに、Google 検索を開く・AI が持つ知識から概要を生成する・Web 上の最新情報を検索して要約する(Company Brief)、の3段階の機能があります。
Company Brief は、確認できた事実(情報源の URL・取得日)と AI による要約・示唆を分けて表示します。商談前の下調べとして使う場合は、事実の部分を実際のソースで確認してから使ってください。
Company Brief は追加購入するチケットを消費する機能です。無料プラン・Plus プランのいずれにも、月々の無料利用枠はありません。
重複・編集・削除
同じ連絡先を2回登録しようとすると、重複の可能性をアプリが検知し、統合(マージ)を提案します。
連絡先はいつでも手動で編集・削除できます。シート側で行を「Deleted」に変更すると、その連絡先はアプリ内で削除済みになり、一覧から消えます。スマホの電話帳(OS連絡先)からは消えません。OS連絡先からも削除されるのは、アプリ内で連絡先を削除した場合だけです(電話番号が登録されているとき)。
エラーが出たときの対処
- スキャンの上限に達しました、と表示される — プランごとのスキャン上限に達しています。上限はプランによって異なります(現在の上限はアプリ内の表示で確認してください)。プランのアップグレードで解消します
- シートの構成に問題があります、と表示される — 選んだシートの列名や並び順が PixWork の想定と一致していません。「Google Sheets の列仕様」を参照し、列名・列順を確認してください。この状態では何も書き込まれずに同期が止まる設計になっています
- 他のメンバーの変更が続いたため中止しました、と表示される — 同期中にチームの他メンバーが同じシートを編集していた場合に出ます。少し時間を置いてから再度同期してください
- この連絡先には競合があります、と表示される — 個別の連絡先を同期しようとした際に、スマホ側とシート側の両方に異なる値がある場合に出ます。全体の同期(双方向同期)を実行し、競合解決の画面で解消してください
課金・購入・復元
Free プランでは、生涯累計で決まった回数までスキャンできます(上限はアプリ内の表示で確認してください)。一部の画面に広告が表示されます。
Plus プランでは、月あたりのスキャン上限が引き上げられ、広告が非表示になります。Company Brief の無料枠は Plus プランにもありません。
機種変更後などにアプリ内購入が反映されない場合は、設定画面から「購入を復元」を実行してください。購入した Google アカウント・Apple ID でログインしている必要があります。