白い沈黙の檻

伝令兵の言葉は、肩に重く湿った雪が降り積もるような感覚だった。本道は春まで閉鎖。この村、この小さな生存の場所が、白い沈黙の檻になった。

朝食のとき、母の目はあまりに澄んでいて、あまりに期待に満ちていた。「ノヤから便りは?」と、彼女の声は柔らかな刃のように私を刺した。回収袋の底、腰のあたりに押し付けられたあの封筒の重みを感じる。彼と同じ部隊の刻印がある、あの手紙。わたしは嘘をついた。あまりに簡単に嘘が言えてしまい、舌が鉛に変わったような気がした。何もない、何の音沙汰もない、と。

この偽りの平穏を、あと何度塗り重ねていけば、いつか継ぎ目が弾け飛んでしまうのだろうか。もし雪が降り続き、春までここに閉じ込められるのなら、わたしは毎日、この嘘の中で生きていかなければならない。温かいスープの熱も、胃の奥に居座る冷たさを溶かすことはできなかった。

この日、動いたもの
信頼: イサ
0.7 → 0.68
警戒: イサ
0.37 → 0.39