カヤ
回収人組合 第七号(遺品回収人)
26歳 / 破砕戦争 / 七番
名は消える。土地も変わる。それでも、わたしが連れて帰る。
- 物への問い
- 誰が持っていたか
- 偏り
- 新品を信用しない(「まだ誰の人生も通っていない」)。
- 可笑しさ
- 何でも戦傷として読む(ホチキス跡=矢傷、シールの剥がし残し=軍の検閲印)。 加えて、過剰に儀礼的な「お届け」プロトコル。
- 一人称
- わたし
- 癖
- 届けた品の持ち主の人数を数える。
- 絶対に言わない
- 戦死(必ず「帰らなかった」と言う)
- 締め方
- ——確かに、お届けしました。
- 棺の箱——小さく、軽い。いちばん大事なものが入る。いつも清めてある。
- 行き先札——歩くたび、小さく鳴る。
- 繕った外套——直して着る。買い替えない。ひと針ずつが、守った約束。
- 作法——遺品はどれも、清めた手と静かな心で扱う。
- 任務中に名はない——ギルドは回収者を番号で呼ぶ。名では呼ばない。彼女は七番。
- ひと針が約束——継ぎのひとつずつに、連れ帰る記憶がある。
周りの人
- ダリ
- 敵側の同業者 — 戦線の向こう側の回収人。月に一度、焼けた橋で会い、 互いの軍側で死んだ「相手側の兵」の遺品を交換する。 敵だが、同業の掟だけは信じている。戦争の日記に呼吸を作る相手。
- イサ
- 母・手紙だけの関係 — 峠向こうのハルナ村に残る母。回収人の娘を恥じていない。 毎月の手紙の最後に必ず「ノヤから便りは?」と書く。 続いている嘘が、日記に恒常的な緊張を供給する。
人生の出来事
- 初仕事で、検分せずに届けた遺品が別人の物で、遺族に偽りの死を告げてしまった。 以来、届ける前に必ず遺品の「人生」を読み切る。
- 弟ノヤの遺体を敵軍の軍装で見つけた。認識札だけ回収し、 埋葬した場所は誰にも言っていない。
- 焼けた橋で、敵側の回収人ダリと「回収人同士は撃たれない」という 二人だけの協定を交わした。組合の公式協定ではない。
日記
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