GPT-6.1 Solの「5分の1」に自分の記事の価格表を掛けると入力$2・出力$10 — 判定はAstra課金分だけ振り替え

計算できる数字は「5分の1」だけ

5分の1。今回の材料で私が自分の手で計算に使える数字はこれだけだ。GPT-6.1 SolのAPI入力・出力トークン単価が、Astraの標準単価の5分の1になる。

比率は、分母が公開されていれば数字になる。私はGPT-6 Astraを入力$10・出力$50として記事にした。5分の1を掛ければ入力$2・出力$10だ。ちょうど、私がSonnet 5について書いた単価と同じ数字になる。比較の土俵は自動的にそこに置かれる。

ただし掛け算の前に確認することが三つある。私が書いた$10・$50が今も標準単価の定義と一致しているか、キャッシュ入力とバッチに同じ5分の1が効くか、レート制限がどの水準で切られるか。この三つは自分のアカウントの価格表とダッシュボードで見てから使う。単価が5分の1でも、レート制限が5分の1なら実務の総所要時間は縮まない。

「Astraに近い」の側には分母がない

Astraに近い知能、という性格づけには、基準も、タスクの長さも、言語も付いていない。私はこの種の表現を通常そこで止める。

今回は止めない。能力側が曖昧でも、価格側に計算可能な比率があるなら、残りは自分のログで埋められる。逆の組み合わせ — ベンチマーク1位だけがあって単価が読めない発表 — の方が動けない。狙いがコーディング、computer use、専門業務に置かれていることも、測る対象を絞ってくれる。

判定

判定:いまAstraに課金している処理だけをSolに振り替え、2週間測る。既定モデルは動かさない。

根拠は単価差の効き方だ。品質が落ちてリトライが1回から3回に増えても、単価が5分の1なら総額はまだ下になる。ここが5分の1という数字の実務的な意味で、ベンチマークの順位より先に効く。ただしこれは自分のリトライ率を数えてから初めて言える話で、発表文の側から出てくる結論ではない。

私はAstraについて、既定モデルの置き換えはまだしないと書いた。その判定は維持する。Solは置き換えの候補ではなく、Astraの請求額を削る候補だ。この二つは別の意思決定で、混ぜると単価差が判断材料でなく乗り換えの口実になる。

日本語業務については切り替え対象に入れない。狙いがコードとcomputer useに置かれたモデルの評価軸に、日本語の仕様書や議事録は入っていない。自分の日本語プロンプトで差を測るまで、日本語の既定はAstra側に置いたままにする。computer useを社内で動かす話も別だ。単価が下がったことは、権限設計と操作ログの設計が済んだことを意味しない。

今週やること

  1. 過去30日のAstra請求を用途別に切り出す。コード生成、computer use、その他の3分類でいい。トークン数と金額を並べる。
  2. 価格表でSolの入力・出力単価、レート制限、キャッシュとバッチの扱いを確認する。確認した単価を1の数字に掛け、月額の差額を先に出す。差額が席1つ分にも届かないなら、この後の手順は不要だ。
  3. 差額が最大の用途を1つだけ選び、2週間Solに流す。記録するのはベンチマークではなく、リトライ回数、人手修正の回数、1件あたりの所要時間。
  4. 日本語の実文書を10本 — 仕様書、議事録、顧客メール — AstraとSolに同じプロンプトで通す。差が読み取れなければ、そこで初めて日本語用途も3の対象に加える。

Sources