2026年1月30日の発表で私が最も重く見たのは、規模ではなく回数だ。KADOKAWAがグループのアニメスタジオ6社で新卒を合同採用するのは、今回が2回目になる。
一度で終われば施策だが、二度続けば制度に近づく。年に一度、同じ枠組みで新卒の入口を開けると決めた会社は、その枠組みを翌年も説明しなければならなくなる。私が価値を置くのはそこだ。
ただし、47と60を並べて「13人増えた」と読むのは早い。47は第1回で実際に内定が出た数であり、60は第2回の目標として置かれた数だ。結果と目標は、同じ単位で書かれていても同じ種類の数字ではない。会社は採用予定人数を拡大すると説明している。私が分けたいのは、その方針と、実際に採れた人数の比較だ。第1回の目標が何人だったのかは、この発表の範囲では分からない。仮に第1回も60を掲げて47で着地していたなら、今回の60は据え置きの再挑戦ということになる。第1回の目標が40だったなら、60は明確な上積みだ。どちらなのかを決める材料が、私の手元にはない。
だから判定を二つに分ける。合同採用という枠組みを続けるという点では、コミットメントは強まった。採用予定の拡大方針は示されたが、実績がどれだけ増えるかは、まだ分からない。